「Heavenly Guilt」の世界観を表す美術サンプルです。
暴力と欲望が支配する街、死体置場(モルグ)の雰囲気が覗けます。
   *サンプル画面は全て製作中のものですので、修正または変更の可能性があります。
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「Hevenly Guilt」は、近未来の日本国が舞台です。
特定の機関以外は拳銃の所持が禁じられているのですが、この時代には他国からの
密輸等により、現代よりも火器類が氾濫している状態です。
特に主人公が棲む「死体置場(モルグ)」はその普及率が高く、一般の人間が立ち
入るにはかなりの危険が伴う場所のようです。
そんな「死体置場(モルグ)」の銃事情について、ここにまとめてみました。

●主人公「久島」の銃
掃除屋を生業とする彼の持つ銃は、コルト パイソン.357mag
4インチモデルのこの銃は、全長241mm 重量1077gと、かなり大型です。

設計は1955年と古い上に、ファストドロウには不向きな、取り回しの難しい大型
拳銃ですが、動作の確実性、大口径による強力なストッピングパワーを発揮する
部分に、主人公は惚れ込んでいるようです。
実際、数々の修羅場をくぐり抜けてきた腕利きの掃除屋が選んだのですから、
頼りになる相棒なのでしょう。

熱による空気の揺らぎを防ぎ、サイト上の視界をクリアにする為の、バレル上部の
冷却用ホールが開いたベンチレーテッドリブや、発射時の反動緩和の為の、銃口
まで伸びたエジェクターロッドシュラウド等は、末端までがっしりとした印象を
与えています。

60年代の初期製造モデル'コルトロイヤルブルーフィニッシュ'が施されたパイソン
は「世界一美しいリボルバー」と言われるほどの地位があったそうです。

デザインという趣旨からも、非常に優れているパイソン。
洋画のみならず、ドラマ、アニメ、漫画、ゲームの世界においても、幅広く
愛され続けています。

芸術品ともいえる、吸い込まれそうな鈍い輝きを放つこの銃が撃ち抜くのは、
果たして何なのでしょう・・・。
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リボルバーとセミオートマチック
*ここではダブルアクション(コッキングと発射がトリガーを引く一つの動作で同時に行える)ハンドガンのみを題材にします。

●リボルバー
久島以外の人間は、多くがセミオートマチック(一般にオートと呼ばれている)形式の拳銃を携帯しています。

性能面で言えば、古いリボルバーよりも近年のオートの方が優れている部分も多々あるのですが、用途が確実性を要求すればするほど、単純な機械で作動するリボルバーの良さがでてきます。

オートの、排莢時の誤動作、いわゆる「ジャム」によって発砲が不可能になること(近年では改善が進み、確実性も旧来に比べ飛躍的に向上してはいますが・・・)、 またセーフティの外し間違い等の人為的ミスの起こる可能性を考えると、咄嗟に発砲が必要な場面でのリボルバーの確実性は、やはり高く評価されるべきものです。

目の前のターゲットを「止める」という作業を迅速かつ確実に遂行するための必然から、「掃除屋」である久島が選んだのが、このリボルバー式拳銃なのです。

また、大口径の弾丸を使用する際、グリップ内にカートリッジを装填しないリボルバーは、握りやすさにも優れていることを書き留めておきます。


●オート
対して、セミオートマチックの優位性は、連射性能、装弾数等が挙げられます。
トリガー駆動によるリボルバーと違い、一旦スライドを引けば軽いトリガーを引くだけで次々と発射、排夾、装填、 コッキングができるオートは、連射をする上で優位と言えるでしょう。 装弾数もマガジンの形状如何によってはリボルバーのそれを凌駕し、より多くの弾丸を発射することが可能です。

さらに、グリップ内にカートリッジを収めるため、全体的にコンパクトであり、携行するのに適しています。
また、リロードの際もマガジンを交換するだけですので、たとえクイックローダーを使ったとしても、リボルバーはオートの利便性には及びません。

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