>>> RISE |
▲愛(妹尾愛)
生き別れになった兄の行方を追って、死体置場に訪れた少女。
他人を疑うことを知らない、純真な性格。偶然久島と出会ったこと
から、やがて危険な事件へと巻き込まれていくが・・・。
美しくボリュームのある女性が多い中、自分の幼児体型に少し不満気味。 |
▲吾妻(吾妻冬也)
サンセット地区管轄の刑事。主にドラッグに関する事件を扱っている。
『死体置場』での組織抗争が激化したことで他のブロックにも影響が
出てきたため、組織摘発のため久島に仕事を持ちかける。
掃除屋のことはあまり快く思っておらず、眉間にしわを寄せ、常に
機嫌が悪そうにしている。
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▲艶(陳艶)
街の片隅にある飲食店で働いている、明るく元気な女性。忙しく表情
を変え、周囲の人間を無条件になごませる特技を持つ。
弱っている者を見過ごせない性格で、この街に似つかわしくない優し
さを見せる。誰からも好かれる陽気な彼女だが、やがて非道な影が忍
び寄っていく。言葉遣いが少し片言で特徴的。 |
▲裏
死体置場など、表からあぶれた人間が集う場所、あるいはそういった
人間の集団全般を表す。
裏では法の目が届かぬことをいいことに、銃器類や薬物の取り引き、
売春、人身売買などが盛んに行われているのが現状。 |
▲恵那(恵那川美紀)
十爾の恋人で、ドラッグの精製に携わっている女性。常に憂いを含ん
だ横顔には、哀しい過去の秘密がある。が、それを知る人間はごく僅
かしかいない。
企画当初は金髪に近い茶色の髪だったが、雰囲気を重視する意味から
全くの黒髪に変更された。
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▲オタク
暴力が支配する街においてもこういった人間は生き残り、倒錯した精
神を持った危険な存在でもある。瑠璃をつけ狙うストーカーもこの手
の類の人間であるらしい。 |
▲表
裏に対する世界。だが、現代のような繁栄は行き詰まりを見せ、新た
な技術や政策などは皆無。緩やかな衰退の一途をたどっている。
裏に比べれば治安レベルは高く食糧事情も良いが、全世界を覆った恐
慌は、たとえ表であっても人類に深く傷跡を残している。
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▲過去
死体置場にいる者は、その殆どが他人に知られたくない過去を持つ。
ただ、久島は死体置場に来る以前の記憶を失っており、逆に言えば、
この街に住む人間よりも幸せなのかも知れない。 |
▲機動隊 →警察機構
死体置場は銃器類の流通も盛んである。裏で起こった事件で出動する
際も考慮し、非常に重装備である。制圧力も高いが、その力は現代の
感覚から考えると異常なほどである。
力に対する力、というイタチゴッコがすでに回り始め、殺傷能力の高
い銃器類の携行も許されている辺りは、この世界を取り巻く状況が危
険で荒んでいる証でもある。
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▲恐慌
久島たちの住む物語上の世界では、00年代に全世界規模の大恐慌が
起こった。株や商品の価値が一気に下落、生産が急激に減り、失業者
数は天文学的な数字に膨れ上がり、大手以外は倒産する会社が続出し、
銀行も支払い不能という壮絶なパニックが起こった。
一説には税政の改悪が原因とされているが、詳しいことは不明。
この影響によって、都市圏では機能が麻痺した区画が随所に発生し、
治安が下がったそこは、やがて死体置場のようなスラム街となった。
人間が表裏に分断された忌まわしい事件として、人々に傷跡を残して
いる。 |
▲久島(久島義信)
本作の主人公。『クシマ』の通り名で知られた、腕利きの掃除屋。
寡黙で無愛想、ストイックだが不思議と周囲の人間には慕われている。
口数が少なく物事に拘泥しないため冷淡に見られがちだが、意外に男
気がある。『死体置場』に流れ着く以前の記憶を失っており、過去や
出生については不明な部分が多い。
186cm 88kgと、たくましい体躯の持ち主で、大型の拳銃である
パイソンでも楽に取り扱う。 |
▲クスリ →ドラッグ
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▲警察機構 →吾妻
本来は表裏関係なく機能するべき機構だが、やはり裏ではその機能が
完全に発揮されることは無い。だが、裏の事情が表にまで影響を及ぼ
してくると、腰を上げざるを得ないようだ。官僚主義的であり、世間
の評価は高くない。裏の世界を疎ましく思っている人間も多い。 |
▲携帯電話
現代から殆ど進化はしていない。たとえ技術があっても、全ての電話
がテレビ電話になる訳では無いようだ。よって、音声のみの情報送受
信は、この世界においても根強く残っている。
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▲コート
死体置場の冬は寒く、外出の際は防寒の為にコートを着用する。
ただ、死体置場の住人は、一部を除いてまるでぼろきれのようなコー
トを引きずって徘徊している。凍死する者の数も決して少なくない。
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▲コルトパイソン(久島の銃) →久島
本作の主人公、久島の愛銃コルトパイソン357マグナム。久島は4イン
チモデルをチョイスしている。1000グラムを超える大型の銃だが、
久島は使い慣れているせいもあって、軽々と取り回す。 |
”か”ヘ戻る |
▲斎賀(斎賀稀彦)
久島に憧れ、彼を慕っている青年。薬物に溺れていた頃に久島と出会
い、強い感銘を受ける。以後は勝手に久島を兄貴分と定め、なにかと
彼の背中について回っている。頼りないが、いいヤツ。 |
▲酒 →食糧事情
蒸留酒が大部分を占め、マトモなビール、ワイン、日本酒などが少な
くなり、バーボンも、実際のトウモロコシを使用したものは殆ど無く、
粗悪なものが出回っている。
「ウィスキーはどうですか? 本物ですよ」等のセリフが出るくらい。 |
▲サンセット通り
表と裏の境目のような道。東側はいたって普通の街並みだが、西側に
は死体置場を含むスラム街が広がっている。街のメインストリートで、
人、車とも多くの交通量があるが、死体置場の側に入ってくることは
殆ど無い。しかし、見た目とは裏腹に、完全に分断されているかと言
えば、割にそうでもないのが実情で、警察機構の頭を悩ませる原因に
もなっている。 |
▲サンセット西9番ブロック →死体置場
死体置場の正式名称。街の東端から東1番ブロック〜東9番ブロック、
サンセット通りを挟んで西1番ブロック〜西9番ブロック。
東1番ブロックは比較的治安がよく、東2番〜東9番、西1番〜西9
番と、次第に治安が悪くなっていく。
最悪のブロックである西9番ブロックは、あまりの危険さから『死体
置場(モルグ)』と呼ばれている。いわゆる裏世界の人間は、当然な
がら、このブロックに多い。 |
▲死体置場(モルグ)
街の西端に位置する、最も治安の悪い危険なブロック、西9番ブロッ
クの別称。その名の通り、殺人事件なども珍しくなく、銃の流通、女、
クスリの売買が盛んな、墜ちた人間達の巣窟。街のあらゆる場所には
グラフィティ(ウォールアート)がバフ(消)されずに放置され、ゴミも
散乱し、排水も悪い。普通の人間が生きていくには非常に困難な場所。
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▲ジャンクフード →屋台群
屋台群で売られている食べ物の例。
■ジャンクフード1
外国産の硬いライスに得体の知れない肉で作ったから揚げが乗った、
から揚げ丼のようなもの。見た目は生ごみ。再生紙の箱に入ってい
て、プラスチックのフォークか箸で食べる。
■ジャンクフード2
外国産牛肉で作ったコンビーフのようなものに、他の食材と一緒に
まるごと薄いナンで巻いて焼いたもの。見た目は大き目の春巻き、
あるいはタコスで、さらに紙に巻かれている。片手で持ってかじり
ついて食べる。雰囲気はスティック状のハンバーガーといったとこ
ろだが、味と品質は最悪に近い食べ物。
(*アイテム類設定より)
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▲銃
銃砲刀剣類等所持取締法(銃刀法)が改正されたわけでもないが、銃器
の流通が盛んで、いわゆる闇ルートが幾筋も存在する。主にグロック
(オーストリア)、SIG(ドイツ)のセミオート拳銃が出回り、久島の
銃のようなリボルバー拳銃は珍しい。
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▲住居
久島の住居は倉庫を改装したもの、艶は元料理店を改装、瑠璃は元ブ
ティックだったものを改装して使用している。死体置場は、恐慌が起
こる以前、居住区ではなかったようだ。そのせいか、普通の住居が殆
ど無く、人々はその場所にあった本来目的の違う建物を、住居として
使用している。だが、元々倉庫だったとはいえ、久島の部屋には生活
感があまり感じられない。 |
▲十爾(次藤十爾)
『死体置場』に出回るドラッグを取り仕切っている組織、『Heavens
Gate』のリーダー。冷酷非情な性格で、己の利益のためには非道な手
段も厭わない。ある事件をきっかけに久島と出会い、激しく対立する
ことになる。2メートルを超える堂々たる体躯の持ち主だが、鈍重な
雰囲気は無く、逆に身のこなしは軽い。サングラスを愛用し、その奥
にある瞳の表情は読み取ることができない。愛銃はデザートイーグル。 |
▲食糧事情
食品の材料となるものはほぼ全て輸入に頼り、アジア系の食べ物が多
く流通している。街にある屋台は、香港・台湾のそれに近い。
粗悪なものが多く、安全を買うには苦労を強いられる。
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▲ステージ →Heavenly Guilt
街の一角にあるバー「Heavenly Guilt」の中にある、小さなステージ。
そこではいつも瑠璃が、切ない歌声を奏でている。作中では確認しに
くいが、奥の壁には馬をモチーフにしたエンブレムが施されている。 |
▲スミス&ウェッソン M65(マムシの銃) →マムシ
マムシの持つ、大型のリボルバー拳銃。
とある有名な洋画で、主人公はS&W44マグナム、敵方がパイソン
を持っているというシチュエーションがあり、それに大きな不満を持
っていたコルト好きのRBが、その配置を逆転させようと思って、わ
ざわざマムシに持たせるように設定したらしい。
実銃はコルトに比べれば安価であり、動作も快適らしい。 |
▲Sleepin' Dead →マムシ
「Heavens Gate」と覇権を争う、マムシ率いる凶悪な非合法集団。
卑怯を絵に描いたようなマムシの性格通り、組織全体が強欲で陰湿な雰囲気を持っている。マムシはもちろん、その部下も銃器類で武装し、
非常に危険な存在である。
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▲掃除屋 →久島
死体置場は犯罪者やお尋ね者、表の世界から逸脱した人々の巣窟で、
金の貸し借り、女の奪い合い、縄張り争い、窃盗など、トラブルやイ
ザコザが絶えない場所である。その後始末を請け負うことを生業とし
た人間も、僅かながら存在する。それが「掃除屋」である。
依頼内容は多岐に渡り、「掃除」の手段も決して合法的なものばかり
ではない。その腕の良し悪しは、即ち確実な「始末」の付け方にある。
腕のいい掃除屋ほど、後の遺恨無く依頼を完了する。もちろん、命の
やり取りを行う場面も多く、掃除屋自身、命を落としかねない危険な
職業でもある。
久島は、その中でも腕利きとして知られ、半端者には殺し屋よりも恐 れられる存在となっている。 |
▲組織
死体置場で言う組織とは、ほぼ間違いなく非合法集団の別称である。
組織の総数は不明だが、Hevens Gateはその中でも最大で、ドラッグ
市場をほぼ牛耳る形になっている。
銃、女、クスリの流通ルート、縄張り争いを巡って組織間のトラブル
が起こりやすく、組織の存在は死体置場の治安レベルを下げる、大き
な要因の一つと言える。 |
”さ”ヘ戻る |
▲橘(橘菊花)
バーHeavenly Guiltの常連客にして、裏世界では名の通った情報屋。
いつも決まった席に座り、ひとりで酒を飲んでいる。極端に無口で物
腰も冷淡だが、主人公には割合に好意的。両腕の大胆なタトゥーが印
象的な、謎の多い女性。
やや人間嫌いな面があり、極端な言葉足らず。肯定は「うん」、同意
は「だね」、否定は「イヤ」、別れる時は「バイ」など、話すことが
面倒であるかのよう。言葉も態度も素っ気ないが、意外に献身的で面
倒見は良い。感情表現が苦手なタイプ。 |
▲タトゥー →橘
死体置場では、ファッション以外にも意味を持つ場合がある。威嚇の
為であったり、組織の一員である証であったり、所有の証であったり、
あるいは、橘のように過去との決別の意味を持つ場合もある。 |
▲タバコ
きちんとパッケージされたフィルター付きのタバコはなりをひそめ、
葉だけが流通している。喫煙者は葉を購入し、自前で手巻き(紙巻)タ
バコを作って吸う。上手く手で巻く者が多いが、専用の器械を使って
巻く者もいる。いずれにしても手間がかかるが、タバコもドラッグも
同じようなものなので、死体置場の住人にはさほど苦労とも思われて
いない様子。 |
▲地下鉄 →玲美
使用されている車両の形式は現在のものから殆ど進化が無く、老朽化
が進んだトンネル内を、少ない本数ながらもひたすら走り続けている。
駅構内も古いグラフィティが埋め尽くし、汚く、暗く、とても若い女
性が利用できる雰囲気ではない。車両内で痴漢が行われたとしても咎められることは無く、無気力で、殺伐とした空気が支配している。
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▲通称
死体置場では、フルネームを口にしないのが暗黙の掟となっている。
他人に素性を知られるのは、命を縮めることになりかねないからだ。
会話においては、名前の一部のみで呼ぶことも多い。
(例:恵那川美紀→恵那 井崎瑠璃亜→瑠璃 など
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▲デザートイーグル →十爾
大口径のセミオートマチック拳銃。ハンドキャノンの異名を持ち、大
きさ、重量、威力、反動ともに半端ではない。
巨大なマガジンを収めるグリップは、日本人の手には馴染まないほど。
とにかく一撃で確実に屠る信頼性を求めて、十爾が愛用している。 |
▲電気自動車
電池の性能向上によってこの時代には珍しくなくなったが、技術開発
が停滞しているせいで、目覚しい発展はしていない。もちろんゴム製
のタイヤが付いている。
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▲ドラッグ
死体置場で主に取り引きされている物のひとつ。もちろん売買するこ
とも使用することも違法である。品質はピンきりで、価格相応である。
現在では新型麻薬「ハニーショット」を開発した「Heavens Gate」が
市場を取り仕切っている。
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”た”ヘ戻る |
▲売人
路地の暗がりや屋台群の人ごみに紛れて、ドラッグを売る者たち。
その殆どが組織の犬である。用済みになれば真っ先に消される存在だ
が、生きる糧の為に、危険を知りつつ必死で売りさばこうとする。
|
▲ハニーショット
生粋のアッパー系麻薬。ライブカートをベースとしているものの、そ
の純度は非常に高く、使用した人間の心拍数を一気に跳ね上げ、極限
まで性的興奮を誘発させる。依存性はそれほどでもないが、幸福感、
開放感が強く、特に下半身に「来る」麻薬なので、求める人間の数は
多い。「Heavens Gate」リーダー十爾の恋人である、恵那が作り出し
たと言われている。それまでのドラッグの常識を完全に打ち破る画期
的な代物で、高い純度と相まって非常に効果が高い。ポンプ(注射)で
ももちろん効果は得られるが、粘膜への塗布が最も効率が良いとされ
ている。
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▲ピルケース →橘
手のひらに収まる大きさのピルケースだが、中には1ml足らずの検査
薬が数種類入ったケースと、指先で扱える小型のマイクロピペット、
検出紙、サンプラーなどが入っている。おもちゃのようなサイズだが、
ドラッグの純度やある程度の成分なら分析できる。しかし、専門の研
究施設にあるような分析器ほどの能力は無い。
分析などは爪の上で作業するので、周囲から見た目にはネイルアート
を施しているような雰囲気になる。 |
▲飛華(フェイファ) →艶
劣悪な食品が出回っている死体置場において、まるでオアシスのよう
な店。食材は安心できる物のみが厳選され、味がよく、値段も手ごろ
なので、久島はよく利用しているようだ。
飛華は中華料理店で、気のいい店主と「艶」を含む数名の店員で営業
している。
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▲ヘッケラー&コック USP(マムシの部下の銃) →マムシ
93年に発表されたセミオートマチック拳銃。材質やスライドロック
レバーの位置など、当時としては様々な部分に新しい要素が盛り込ま
れた意欲作。このような、安価で一般的なオートは、死体置場におい
ては玩具よりも手に入りやすい。
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▲Heavens Gate
死体置場に出回るドラッグの流通を牛耳る、最も勢力のある犯罪組織。
リーダーに切れ者次藤十爾を据え、薬剤に精通した恵那、有能な幹部
等によって上層部が構成され、非合法集団とはいえ統制も整っている。
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▲Heavenly Guilt
飛華と同じく、素性の確かなものを提供するバー。無愛想なマスター
が迎えるこのバーには、ひときわ華やかなシンガー「瑠璃」と、久島
の重要な情報源である情報屋「橘」がいる。
訪れる客は、やはり生きることに疲れたような人々ばかりだが、ささ
やかなステージで歌いあげる美しい瑠璃を見つめる者も多い。
橘は、少々近寄りがたい独特の雰囲気を持った女性だが、本作のヒロ
イン「愛」は、会った瞬間から憧れ、橘も悪い気はしていないようだ。
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▲マスター →Heavenly Guilt
久島いきつけのバー「Heavenly Guilt」のマスター。物静かで控え目、
小柄な老人だが、人物を見抜く観察眼やしたたかな処世術には確かな
ものがある。無愛想ながら細やかな気配りで、荒みきった死体置場に
ささやかな平穏の場を提供しつづけている。
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▲マムシ
「Sleepin' Dead」のボス。高純度新型ドラッグ「ハニーショット」と
その流通ルートを狙い、「Heavens Gate」と激しい抗争を繰り広げて
いる。極めて利己的で、組織の勢力を伸ばすためには無関係の人間を
巻き込むことも厭わない。非常に執念深く、陰湿でしつこい手法から
「マムシ」の異名を持つが、本名は誰も知らない。
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▲モスバーグ M500(十爾の銃2) →十爾
有名なショットガン。12番ゲージの一般的な散弾銃だが、十爾は取
り回ししやすいように、バレル先端とストックをカットオフしている。
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▲モルグ →死体置場
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”ま”ヘ戻る |
▲屋台群
死体置場で、唯一暖かな明かりが灯る区画、それが屋台群である。
食糧事情の良くない死体置場では、材料に何が使われているか分から
ない非常に危険で粗末な食べ物が横行しているが、それでも人々は糧
を求めて露店の立ち並ぶ街角にひしめき合う。
ドラッグを扱う売人や、事情に詳しい人間も多く潜んでいるので、掃
除屋が情報を仕入れるために訪れることもあるようだ。
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▲幼児体型 →愛
幼児体型、と言うほど幼い身体つきをしている訳ではないが、死体置
場にいる女性に比べれば、貧弱な感は否めない。橘の豊かな膨らみを
見て、愛は思わず自分の胸と見比べて、ため息をつくシーンがある。
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▲ライブカート
ハニーショットのベースとなったドラッグ。死体置場ではポピュラー
なものだったが、ハニーショットの出現により、「劣る物」として定
着してしまった感がある。
抗鬱剤をベースとしており、ハニーショットと比べれば効力も格段に
低い。純度は低いものの、一応、性的な興奮は得られる。
元々は動物(家畜)の交配用に作られた代物で、人間の使用は前提とさ
れていない。
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▲瑠璃(井崎瑠璃亜)
『死体置場』で一番人気のバー、『Heavenly Guilt』の歌手。媚びの
ない凛とした表情で、寂れた街にあって、ひときわ人目を引く存在。
一部の客にしつこく迫られ、かなり閉口しているらしい。
コントラストの激しい、大ボリュームの肢体を持つ。 |
▲玲美
女性が乗るにはあまりにも危険な地下鉄で、自ら望んで痴漢行為を受
けている女性。痴漢行為を受けることを商売にしているらしいが、詳
しいことは不明。やがて久島が請け負う依頼に深く関係してくる。
人擦れした性格で、刹那的な部分がある。 |
▲路地
死体置場を象徴するような場所。昼間でも暗がりができる部分がある。 |
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